大学院生のぼうびろく

自分の思考の記録とアウトプットがコンセプトです.留学/研究/プログラミング/統計/機械学習

留学16日目~好きなようにしてください(本のタイトル)~

また本の感想でも.

https://www.amazon.co.jp/%E5%A5%BD%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84-%E6%A5%A0%E6%9C%A8-%E5%BB%BA-ebook/dp/B01BD0TUCO

 

Newspicksなどでも有名な楠木先生による本.

友達に紹介された本なので読んでみることに.

また,本とは関係ないけど「Kindleで買うことができる」ということのメリットを

留学にきてはじめて実感している.

今までは「kindle化している本」はWANTのレベルだった.

(していたらいいな~)

ただ今は完全にMUST.していないと手に入らない.

(この間地球の歩き方が31€で東野圭吾の本が18€くらいで売っていて発狂した.)

今,読みたい本が2冊あるのだけれど,とりあえずKindle化リクエストを押してお祈りするだけ.(以下に読みたい2冊の本)

yumulog.hatenablog.com

 

 

せっかく留学来ているのだから英語の本を読むべきか.とも考えたけれども

やっぱり,無理なことは無理.たまには活字を読みたい.

 

 

前置きが長くなったけど今回の本「好きなようにしてください」は,

一橋大学の教授である楠木先生へのキャリア相談を「好きなようにしてください」とばっさり切り返すお話し.ただ,そこから話の広げ方が凄まじい.前提の定義がグラグラな場合,思考を放棄するクセがあるのでこの展開力には驚いた.

加えて,自分と考えが近いなーと思ったので知り合いにも勧めている.

為末大さんの「諦める力」もかなり自分に近い.)

https://www.amazon.co.jp/dp/B00CZ584Y2/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

 

 

本の中の主張のいくつかを列挙

 

・好きなようにしてください.

→自分の中でピンとくるものに流れを任せたほうが良い.

例えば,「自分は財閥系企業からスタートアップへの転職をしたいけど妻が反対している」という事例に対しては,「好きなようにしてください.つまり転職してください.妻には「財閥系だから自分のことが好きなのか」を聞いてみてください.たぶんそんなことはないので話をすれば分ります.万が一「財閥系の自分が好ききなだけでも,やっぱり妻と一緒にいたいので転職を辞めます」というのならそれも好きにしてください」

のように

*自分の「好きなように」してください.

*それに対する「コンフリクト」が本当にあるのかを考えてください

*このご時世,「何かをしなさい」なんて言われていないはずです.自分で選んでいるはずです.

という論法で切り返していく.

 

・仕事は他人のためにするもの.自分のためにすることは趣味

 

・研究職は人間の本性

 ①虚業中の虚業

 ②「知る」「考える」「それを人に伝える」という自然にやりたくなる行為

 ①+②により,供給多可になる.

 

・無努力主義

「努力しなきゃ…」と思っているうちは必要とされている量と自分のポテンシャルに乖離があるから別のことをするべき.質・量ともに水準を超える条件は,「本人がそれを努力であると思っていない」

 

・3年やってそれでダメだったらそれは本当に才能がないということ.

→僕の嫌いな言葉で「石の上のも3年」という言葉がある.3年間我慢していれば順応できるというニュアンスが込められている気がする.飽き症の僕は親に何度もこの言葉を投げかけられていた.このフレーズは「石の上にも3年」のリニューアル版のようなもの.3年間適正を測るために使いましょう,のようなニュアンスを感じる.

 

・やってみなければ分らない.

→自分の人生が何100回もできるのであれば,確率的に最適な道順はあるけど

一回しかないので結果論でしかない.

 

 

最近の僕の問題意識というか気になっている考え方

*正解がどこかにありそうな考え方

キャリアの最適ルート.

例えば理系大学院生→メーカー以外の選択肢に対する理解のなさ.

 

*~しなければならない.という論調

(ex)教授に~言われた.研究室に~いかなければならない.)

 

*英語に対する過剰反応

 >英語ができるようになったら留学する

 >留学先の教授に「日本の先生と一緒に組もうと思ったけど

  先方の英語に対する不安が原因でダメになった.」

 >TOEICもう一回受けよう.(目的不明)

 

こういった違和感に対してもずばずばと答えてくれる本で面白かった.

ウルトラまとまっていないけれども,自分の抱えているフラストレーションとかも「こうやって切り返されるんだろうなー」と思わせてくれるようなおすすめの本.